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犬の映画って言ったらなにかなあ・・・。
つらつらと考えていて、やっぱり一番はこれだなあ、と思いました。
『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』は
1985年に制作された スウェーデン映画です。
監督は、ラッセ・ハルストレム。
出演は、アントン・グランセリウス、メリンダ・キンナマンほか。
原作は、レイダル・イェンソン。
脚本は、監督や原作者など いく人かで 手掛けられています。
原題は、『Mitt liv som hund』。
イングマル少年と愛犬のシッカンは、とてもなかよしです。
イングマルは、星をみながら呟きます。
あのライカ犬のことを思えば、なんでもない。
いじわるなお兄ちゃんも、ぼくがドジをするとガッカリするママのことも、仕事で忙しいパパのことだって・・・。
ぼくは運が、いいほうだ。
ある夏のこと。ママの病状が悪くなり、イングマルは 叔父さんのところへ行くことになりました。
シッカンは連れて行けません。
ママのことも愛犬のことも心配だけど、お医者さんが ついてるし、シッカンは犬の保育所が預かってくれる・・・。
イングマルは、叔父さんの暮らす村で過ごすことになりますが・・・。
「あのライカ犬」とは・・・。
1957年。スプートニク2号に乗せられて、地球の軌道を周回した、地球で最初に宇宙を旅したいきものは、ライカという名前の犬でした。
スプートニク2号は、大気圏再突入が不可能な設計でした。
いろんな村人たちとも仲良くなります。
新年そうそう、悲しくさせる気か?
と言われそうですが、叔父さんの村には、いろんな人がいて、悲しい気持ちになってる暇は なさそうです。
みんな個性的ですが、サガという名の「ガキ大将」は、イングマルだけでなく、観ている私にも印象的で 心に焼きつく存在です。
時間は、前に向かって流れていきます。
「はやく大人になりたい」と訳もなく焦っていた頃の気持ちと、
「子供の頃は良かったな」と懐かしく思う気持ち。
この作品は、観るタイミングによって、イングマルに感情移入したり、サガだったり、ママだったり・・・。
観るたびに、いろんな発見がありました。