映画で英語を学ぼう【パッチ・アダムス】ミッチの悔しさがにじみ出た言葉が、心に刺さります。

『パッチ・アダムス』が全米公開されたのは、1998年12月でした。
フィリップ・シーモア・ホフマンは、1967年7月生まれなので、そのころ31歳くらいでしょうか。

彼が演じたのはミッチ・ローマン
ジョージタウン大で科学優秀賞を受けたあと、バージニア医科大に入学した学生ですね。

いい医者になりたいと真剣に取り組む、ミッチの悲痛な叫びが心に刺さりました。


パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー (字幕版)

『パッチ・アダムス』のザックリした、あらすじ。

これは実話を基にした物語です。

主人公は、まだ少年の頃、心に深い傷を負いました。
何度も引っ越したり、仕事を転々としたり。
このままでは、いずれ自ら命をたってしまうかもしれない。
なんとか自分の人生に折り合いをつけよう。

彼は、フェアファックス病院の精神科に、任意入院しました。
そこで出会った人々と心を通わせた彼。
パッチと名乗ることに決めました。

人を助けたい
一念発起したパッチは、その2年後、バージニア医科大学に入学。

学生寮で、彼はルームメイトと出会います。
その人の名前は、ミッチ・ローマン

パッチは、さまざまな出会いを通して、自分の道を見つけることになるのですが……。

今回、注目した登場人物は……。

クラスメイト、先生、患者さん、友人たち。
たくさんの人が登場する『パッチ・アダムス』。

同級生のミッチ・ローマン

パッチは新入生だけど、同級生より年上ですね。
彼が最初に自己紹介したクラスメイトは、ミッチ・ローマンだろうと思います。

ミッチは真面目で、優秀な生徒ですよね。
すこし頑な一面も持ってるのかな。

私は医学部とは無縁なので、あくまで想像なのですが。
どれほど優れた学生でも、落第する可能性があるみたい。
クラスメイトが図書館で、勉強会をしてる場面がありまして、話題にしてましたね。

「頭が良くても落第する」
「落第する確率は、この5人のうち1人」

マジですか!
なんたる高確率。

ちなみに、このときの参加者は、この5人。
パッチ。
パッチの親友、トルーマン。
パッチが友好の意を表してフラれた、カリン。
彼女のルームメイト、アデレーン。
そして、ミッチです。

フィリップ・シーモア・ホフマンが演じました。

彼は、セリフが聞き取りやすい役柄を演じることが、あんまり多くなかったような気がします。

今回は、医学生でしたね。
ミッチは成績優秀なので、何事もなく卒業して、医師になれると思います。

そうすると、少なくとも三代続いた、お医者さまの家系ということになりますね。
ミッチは、尊敬する父・祖父の姿を見て育っています。
いずれ彼も、患者さんやご家族に、いろいろ説明することになるでしょう。

だからかな?
私にもセリフを聞き取れる場面が、思ったよりもありました。
俳優さんの役作りって、ほんとにスゴい。

「努力が むなしくなる!」

5人で集まった勉強会。
目前に迫った、生物の試験対策だったんです。
ミッチを含め、4人とも真剣そのもの。
1000ページを優に超す、膨大なテキストと首っ引き。

ところが、パッチときたら。
みんなの疑問点にサラッと助言しながら、医療ミス訴訟のこと、医師の倫理について。
大切だけれど試験に出ないことを、みんなで話し合おうとするんです。

そんな余裕のないカリンが怒って、とうとう帰ってしまう。
あわてて追いかけるパッチ。
結局、そのとき勉強したのは3人だけでした。

そして。はり出される、テストの成績表。
パッチは98点。
ミッチは94点。
カリンは79点だったんです。

「Because you make my effort a joke !」

ミッチが、パッチに言い放った言葉です。
(こう言ってるように聞こえたんだけど、間違ってたらごめんなさい。)

Because you make my effort a joke !
I want to be a doctor !

字幕では、こうなってました。

努力がむなしくなる!
僕は本気で医者になりたいんだ!

「Because」から始まるのは、会話の途中だったからですね。
ミッチは、売り言葉に買い言葉的に、感情を爆発させるんです。

「effort」は、努力とか、頑張りとかかな。

「Because you make my effort a joke !」を直訳するなら……。
「私の努力を冗談にするから!」でしょうか。

「むなしくなる」の方が、しっくり来ますね。

真面目に取り組んでるからこそ、抑えきれない思い。

ミッチの言葉は、これだけでは止まりません。
どのセリフも、真剣に取り組んでるから飛び出す言葉。
抑えきれない悲痛な訴えで……。

途中で何度も、気持ちを落ち着けようとするミッチ。
彼の表情を見ながら、これらの言葉を聞いてると、やりきれなくて泣きたくなりました。

『パッチ・アダムス』は、1998年に作られた、アメリカ映画です。

【監督】トム・シャドヤック
【出演】ロビン・ウィリアムズ、ダニエル・ロンドン、フィリップ・シーモア・ホフマン、モニカ・ポッターほか。

はろこ

あのときミッチがしたことは、八つ当たりと言えなくもないんですが。
彼とパッチと、どちらに共感できるかって聞かれたら、断然ミッチなんです、私。
物語が進むにつれ、成長著しいミッチ・ローマン。
茶目っ気たっぷりの笑顔も素敵でしたね。