映画【女子ーズ】演出家の皆川を演じた安田顕!独特な演技指導は迷言に満ちている?

本ページはプロモーションが含まれています

熱血なのか、そうじゃないのか。
劇団「カオスの彼方」の演出家、皆川は謎だらけの人物です。

一見ハチャメチャなんですが、彼の言うことも一理あるような気がしてしまう。
不思議な魅力の持ち主の、心に響いたセリフをご紹介します。

『女子ーズ』の、あらすじ。

ある日、突然、正義の戦隊に選ばれた5人。

赤木直子(あかぎ なおこ)
青田美佳(あおた みか)
黄川田ゆり(きかわだ ゆり)
緑山かのこ(みどりやま かのこ)
紺野すみれ(こんの すみれ)

名字にがついている。
それだけの理由で、女子ーズ(じょしーず)を結成させられてしまう彼女たち。

世界征服を企む怪人たちから、地球を守って戦う日々が始まりました。

性格も職業も、バラバラな彼女たち。
仕事に、恋に、エトセトラ。
毎日、忙しいんです。

お構いなしに出現する、怪人たち。
戦闘中「待った」をかければ、時間をくれる。
敵ながら、融通が利くところもありますが。

エリンギモルグは、縦にさけて攻撃するし。
ジュンサイドルドは、ヌルヌルしてるし。
どの怪人も、なかなか手強い相手なのです。

女子ーズは、必殺技の「女子トルネード」で、敵を撃退するのですが……。

世界の平和を守るため、変身して戦うけれど、ケガもするし、危険と隣り合わせです。
待遇改善を求めても、司令官のチャールズは屁理屈ばかり。

正義の味方は、モチベーションの維持にも悩まされるようになりました。
必殺技は、5人いなければ発動できません。

どんどん強くなっていく、邪悪な怪人たち。
女子ーズは、地球の平和を守りきることができるのでしょうか……?

女子グリーン、緑山かのこ(有村架純)。

かのこは、劇団「カオスの彼方」の女優です。
稽古中でも、怪人が出れば、呼び出されてしまいます。

女子ーズになることを渋々引き受けましたが、どちらかと言えば前向きですよね。
リーダーを押し付けられた、レッドをサポートするようなところもありました。

かのこは女優として、いろんな役を演じます。
正義の味方になることも、芸の肥やしになるって考えたのかな。

「お芝居にも、私は命を懸けて臨んでるんです!」
そう言い切る彼女、かっこよかったです。

「カオスの彼方」の公演、どんなお芝居なんでしょうね。

かのこは、前回が「石ころF」。
次回作は「森の木B」。
お稽古シーンでは、いきものに扮してました。

劇団「カオスの彼方」の稽古風景。

演出家の皆川が、劇団員に指示を出します。

「サバンナ駆けるシマウマ……、はい、やってみて!」

地平線とか、ウミウシとか。
この場面、大勢いるにもかかわらず、安田顕さんの独壇場のようでした。

ヤスケンさん演じる皆川が、シマウマに成りきってる劇団員に、言うんです。

「返事は?」

劇団員は、間髪を入れず答えます。
それを聞いた、皆川の受け答えがこちら。

「なに、日本語しゃべってんの!シマウマだよ?」

もう少し長いのですが、全部書いちゃうのは野暮なので。

皆川の言い方といい、テンションといい、最高でした。
大好きです。

いつ観ても爆笑してしまうんですが。
確かに、シマウマが日本語しゃべるのは、おかしいですもんね。

そのうえで、自分の思うウミウシに成りきったかのこ。

カオスの彼方も観たくなる。
『女子ーズ』は、見所たっぷりの映画です。

『女子ーズ』の、スタッフ・キャスト・製作年など。

【監督・脚本】福田雄一
【コスチュームデザイン】島本和彦
【主題歌】E-girls「A S A P」
【オープニングテーマ】浪川大輔「女子ーズのテーマ」

【出演】桐谷美玲、藤井美菜、高畑充希、有村架純、山本美月、大東駿介、安田顕、岡田義徳、皆川猿時、ムロツヨシ、きたろう、佐藤二朗ほか。

【製作年・国】2014年、日本。

女子ーズの5人に扮したのは、桐谷美玲さん、藤井美菜さん、高畑充希さん、有村架純さん、山本美月さん。
真剣にバカバカしいことをなさるので、ほんとうに面白い映画だなって思います。
みなさん、名前に「み」が入ってる。
単なる偶然でしょうか。
電車で乗り合わせた、迷惑な人を演じたムロツヨシさん。
インパクトありましたね。