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がんばるお父さんを描いた作品も、たくさんありますね。
パッと頭に浮かんだのは、名言の宝庫のような映画でした。
『ミセス・ダウト』を、サラッとご紹介。
素晴らしい才能を持った優秀な俳優であり、子煩悩なダニエル。
3人の子どもたちも、そんなお父さんが大好きなのですが・・・。
家計を支える妻から見れば、失業を繰り返す家事に非協力的な夫でもありまして。
ある日、とうとう妻ミランダの堪忍袋の緒がブチ切れ、離婚を宣言されました。
子どもたちに会えるのは、週に1度だけ。
それに耐えられないダニエルは、腕利き家政婦ミセス・ダウトファイアに変装するのですが・・・。
絶対に、あなたのせいじゃない!
ほんとうに、紆余曲折ありまして。
ラストシーンでダウトファイアさんは、ある女の子からの手紙に、こう答えます。
「あのね、ケイティちゃん。
よくケンカするパパとママは、別々に住む方が、仲良しでいられる事があるの。
だって・・・。離れていれば、ケンカなんて出来ないでしょ?
その方が、いいパパといいママで、いられるの。
中には、また一緒に暮らす人たちもいるし、ずっと別れたままの人もいる。
でも、そうなっても・・・。
絶対に、あなたのせいじゃない。
パパとママが愛し合ってなくても、あなたへの愛は変わらないのよ。
世の中には、いろんな家族があるの。」
これらの言葉をミランダは、あのときひとりで聞いてましたね・・・。
ロビン・ウィリアムズの、表情で語りかけるような演技に、引き込まれてしまいます。
ラストシーンの、ちょっと前。
ミランダが、ダニエルと話そうとして、ダウトファイア家を訪れるんです。
ダウトファイアさんからダニエルに戻るときの、表情はもちろん。
気まずそうだったり、気落ちして(ひがんでるようにも)見えたり・・・。
神妙な面持ちだったり、ガッカリしたり、腹を立てたり、泣きそうだったり・・・。
訳がわからないという表情から、泣き笑いしてるような顔になり、一瞬、虚をつかれて、ゆっくり緩んでいくような。
いつもの、唇を横ににいってする顔。
照れくさそうに、嬉しそうに、目をまん丸くしたり、目に涙を浮かべたり・・・。
『ミセス・ダウト』のロビン・ウィリアムズは、七色の声を使いこなして、まさに変幻自在ですけれども。
言葉にならない感情を、豊かな表情で魅せてくれる。
目や耳だけじゃなく、心まで奪われてしまう作品でもありました。
『ミセス・ダウト』は
1993年に作られた、アメリカ映画です。
監督は、クリス・コロンバス。
出演は、ロビン・ウィリアムズ、サリー・フィールド、リサ・ジャクブ、マシュー・ローレンス、マーラ・ウィルソン、ピアース・ブロスナン、ハーヴェイ・ファイアスティン、ロバート・プロスキー、アン・ヘイニーほか。
原作は、アン・ファインの小説『Madame Doubtfire』。
脚本は、ランディ・メイエム・シンガー、レスリー・ディクション。
音楽は、ハワード・ショアです。
この映画、ハートウォーミングなホームコメディですけども、結構どぎついジョークも連発!なんです・・・。
エンディングのあと、映画の世界で、みんながハッピーだったらいいなって思いました。