【ホワイト・プラネット】ペンギンかと思ったらウミガラス! シロイルカやクリオネも登場します。

四季を通して真の北極を描き、動物たちの伝説や、氷の生涯を盛り込んだ作品です。

『ホワイト・プラネット』は

2006年に作られた、フランスとカナダの合作映画です。
監督は、ティエリー・ラゴベール、ティエリー・ピアンタニダ。
ナレーションは、ジャン・ルイ・エティエンヌ。

製作は、ステファン・ミリエール、ジャン・ラバディ、ジャン・ルミール。
音楽は、ブリュノ・クレ。

カナダ北東部、北極諸島にあるバフィン島などで、動物の感情を、自然のままに撮影した、本当の意味での美しいストーリー。

感情や感動・好奇心などを超越して、動物に愛情を感じてもらいたいという思いが込められています。

「白い惑星」が教えてくれた秘密。

たとえば、こんなシーンがありました。

すごく寒そうな氷原に、白くて丸い動物。
ホッキョクウサギでしょうか?

静と動の、コントラストも素晴らしい。
ウサギの可愛らしさに、目を奪われます。
そこへ。
不穏な音楽と映像が流れました。

いたいけないきものを、かわいいと感じることは、本能的なものだと聞いたことがありますが・・・。
強そうで恐そうないきものだって、同じくらい必死なのです。

白くて青い氷の世界の、いきもの大集合。

こどもアザラシが、よちよちしてます。
かわいい。
そこへ、黒いのが迫ります。
さながら『ジョーズ』を観ている気分。
ハラハラが止まりません。

別の氷の下には、方向が判らなくなったクジラがいました。
プランクトンを追っていて、氷の下に入り込んでしまったようです。
大きな氷の塊でした。
どこから来て、どう進んだのか・・・、閉じ込められるクジラ。
そこへ・・・。

氷も雪もない北極の平原では、カリブーの大移動が始まります。

別の場面。ペンギンかと思ったら、ウミガラスでした。
水中をグングン泳ぎ、空も飛ぶ。
日ごろ目にするカラスより、並外れて大きくて、「ひょっとしたら最強なのでは?」と思ってしまったり。

ほかにも、クリオネタコクマセイウチシロイルカ・・・。
ヨーロッパの人々にとって、19世紀までは伝説のいきものだった、イッカク

いきものだけでなく、白夜オーロラも、みられます。

主人公は、クマとカリブー、そしてクジラ。

メイキングに収められた、言葉です。

「動物の、ありのままの姿から、生命の誕生や愛情、 食事をとること、勇気や臆病さなどの感情・・・。

そういった人間の人生に似た事象を、みることができるだろう。

例えば、クマ。
この映画を見て、クマに対して愛情がわく。
それが、クマの絶滅を阻止する原動力にも、つながる。」

メイキング映像『もうひとつの「ホワイトプラネット」』も、必見です。

動物たちに愛情を持つことは、北極の、地球の温暖化を阻止する原動力にも繋がりますね。
地球温暖化について、もっともっと知りたくなりました。


はろこ

映画の魅力のひとつは、異文化コミュニケーションかなと思います。
この作品にも、神話(時の精シーラ)や「イヌイットにとって、オーロラは大空を舞う精霊」など、たくさんの興味深い場面がありました。