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great white cow.
知り合ったばかりの人から偉大な白い牛っていうイメージを持たれたら?
若干ビミョ~にも思えますが・・・。
これは、最大級のほめ言葉だったんですね。
『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』の、あらすじ。
アメリカのミズーリ州、カンザスシティの職業紹介所で働くキャリー。
ボーイフレンドはいるけど、ひとりで暮らしてる自立した女性として登場します。
アフリカからやって来る3人の若者に、働き先を仲介する。
それが彼女の仕事だったんだけど、ちょっとした手違いもありまして・・・。
空港まで迎えに行き、新しい家まで送り届け、いつしか深く関わることになるんです。
3人の名前は、マメール、ジェレマイア、ポール。
彼らの国は、ソマリアでもセネガルでもなく、スーダンでした。
ヤディットは、特別な呼び名。
あるときから、彼らはキャリーのことをヤディットって言うんです。
「ヤディット?」って聞き返した彼女に、こう答えました。
特別な呼び名であること。
とても文化的な意義を持っていること。
「どういう意味?」と重ねて尋ねる彼女に、
It means great white cow.
「偉大な白い牛」
このあとキャリーは、「今まで呼ばれた中ではいい方だわ」って言うんですけど。
「きっと素敵な意味なのでは?」と思ってたのに、「ちょっぴり期待はずれ」だと、ガックリしてるようにも見えました。
彼らにとって、牛は重要な意味を持つ動物なのでは?
キャリーとマメール、ジェレマイア、ポールは、じょじょに親しくなっていきます。
いろんなことが起こって、いろんなことが見えてきます。
理解するってどれだけ大事なことなのか、あらためて知ることができました。
車酔いしてしまう場面。
猛獣がいるか尋ねる場面。
全てに意味があるんですね。
まずは知ること。
それがどれほど重要なのか、あらためて実感できる映画です。
『グッド・ライ~いちばん優しい嘘~』は
2014年に作られ、日本では2015年に公開されました。
【監督】フィリップ・ファラルドー。
【出演】リース・ウィザースプーン、アーノルド・オーチェン、ゲール・ドゥエイニー、エマニュエル・ジャル、クース・ウィール、コリー・ストールほか。
監督のことも、脚本家のマーガレット・ネイグルのことも、私は知りませんでした。
初めて観ましたが、いろんな感情がわいてしまって、心の整理が追いつかない・・・。
マメールが、牧場に牛を見に行く場面も忘れられません。