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おこがましくもジャック・ドーソンの運命について、あれこれ考えております。
あのときローズが、救命ボートから飛び降りたりしなければ、ジャックは生き延びられたのでは?と思うのですが、いかがでしょうか。
『タイタニック』は
1997年に作られた、アメリカ映画です。
監督は、ジェームズ・キャメロン。
脚本・製作・編集も、兼ねました。
出演は、レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット、ビリー・ゼイン、デイヴィッド・ワーナー、フランシス・フィッシャー、キャシー・ベイツほか。
ジェームズ・キャメロン監督は、すごい
脚本・製作・監督・編集。
二足のわらじでさえ素晴らしいのに、さらに倍です。
*ストーリーを考え
*プロデュースし
*ディレクションし
*1本の映像作品にする。
映画を完成させるには、たくさんのスタッフが必要だと、耳にしたことがあります。
私が知っているだけでも、キャメロン監督は、
*膨大な資料や文献を読み
*タイタニック号が沈没した海底も調査し
*撮影のため、実物大のタイタニック号を建造しました。
そのうえ、ジャックがローズをデッサンしたものは、監督自ら描いたそうです。
(画面に映り込む手は、監督の手である、という逸話があるのです。)
凄まじいまでの情熱が込められています。
その監督が「ジャックは死なねばならなかった」と、おっしゃっていました。
ジャックが見た最期の日没は、ローズと見たあの日没以外、あり得ないのです。
そこまで分かっていながら、まったく野暮な事を、いけしゃあしゃあと書いてしまって、面目次第もございません。
よろしかったら、今しばらく、お付き合いくださいませ
ジャック・ドーソン、生涯最大の岐路は、ローズが救命ボートから飛び降りた瞬間です。
海面へと降りていく、ローズの乗った救命ボート。
甲板に残り、見送るジャック。
その、切ないような、安堵したかのような表情は、美しく穏やかで・・・。
観ている私の心は張り裂けそうでした。
感極まりつつも私は、このようにも考えていたのです。
「ローズが満ち足りた人生を送れるよう、あんなにも細やかな心づかいをする、ジャックのことだ。
多くのものを失うローズを守り続ける為に、自分が生還できる方法を、全力で考え成功させるに違いない。
大丈夫。
タイタニック号の男性生存率は、ゼロじゃなかった。
当時の価値観で、卑怯者だと悪く言われようとも、たとえ三等客室の乗客だろうとも。
大丈夫、きっと生還できるはず。」
そう思った矢先、なんとローズがタイタニックに飛び移ってしまいました。
ジャックじゃなくても、「何やってるんだ」と叫びたくなります。
彼は、愛情込めて「バカだよ、君は」と、泣きながら抱き締めましたが、観ている私は「ほんとだよ」と泣きたくなりました。
海面に投げ出された後も、ジャックは生きていました。2人ではひっくり返った「あのドア」も、ジャック1人なら、しがみつけたのではないでしょうか・・・。