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映画【スノーホワイト/氷の王国】かなしみが原動力?エミリー・ブラントがシャーリーズ・セロンが美しくも邪悪で冷酷な女王を熱演

グリム童話の「白雪姫」を、大胆にアレンジした映画『スノーホワイト』。

その続編が『スノーホワイト/氷の王国』なのですが。
続きというより、スピンオフムービーかなぁという感じ。

新たなキャストも加わりますし、細かな設定変更もありました。
前作をご存じなくても、さしつかえないと思います。

邪悪な女王の妹は、冷酷な女王だった!?
鬼気迫る熱演も見応えがありました。

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『スノーホワイト/氷の王国』の、あらすじをザックリご紹介。

あるところに、美しい姉妹がいました。
姉の名前はラヴェンナ
妹はフレイヤ

気高くて、目的意識を持ってるラヴェンナ。
心優しいフレイヤにとって、彼女は自慢の姉なんです。
ラヴェンナも、慕ってくれる妹を大切に思ってました。

あるとき、姉は気づきます。
フレイヤが、貴族の青年と恋に落ち、すでに身ごもっていることを。

ラヴェンナは、これまで多くの愚かな王を見てきました。
フレイヤは、初めての恋愛なのかな、すっかり夢中になってるみたい。
妹の心が離れてしまうと感じた姉は、策略をめぐらせます。

かくして。
温もりも失ったフレイヤは、強大な魔力を持つ氷の女王となるのでした。

『スノーホワイト』のあらすじも、サクッとご紹介。

スノーホワイトは、マグナス王の一人娘。
父王のみならず国中から愛される、外見も内面も美しい王女です。

王妃を亡くした後、マグナス王は美しい女性と出会いました。
彼女の名前は、ラヴェンナ。
王はラヴェンナを妃として迎えるのですが、邪悪な彼女に王国を奪われてしまいます。

父をも失い、幽閉されるスノーホワイト。
7年の月日が流れ、ますます美しく成長しました。

女王となったラヴェンナは、いつものように魔法の鏡に問いかけます。
「この世で一番、美しいのは?」

命からがら、城から脱出したスノーホワイト。
森へと逃げのびた彼女は、ハンターのエリックをはじめ、さまざまな人と出会います。
なんとか追っ手を逃れながら、生き抜く方法を見つけようとするのですが……。

ふたつの作品の、時間軸は?

事の始まりは『スノーホワイト/氷の王国』の序盤ですね。

フレイヤが姉の元を離れて、氷の王国を築いている頃。

ひとりになったラヴェンナが、マグナス王の妃となるのが『スノーホワイト』

『スノーホワイト』のラストシーン。
ラヴェンナにとっては不本意きわまりないことですね。
フレイヤは、姉の身に起きたことを察知して、とある行動に出るんです。

それが『スノーホワイト/氷の王国』の、メインストーリーと言えましょう。

相違点は?

細かいことのようですが、ちょっぴり設定が変わってますね。

『スノーホワイト』
*ラヴェンナを敬愛してるがいる。
*エリックの妻は、彼が不在の間に亡くなる。
*スノーホワイトの真実のキスの相手は……。

『スノーホワイト/氷の王国』
*ラヴェンナの弟について、全く触れられてません。
*エリックのの描写が、まるっと変更。

私の勝手な想像ですが、神話の女神と関係があるのかな?

フレイヤという名は、北欧神話の女神を思い起こさせるんですよね。
すべての女神のなかで最も美しく、愛と魔術を司る。

『スノーホワイト/氷の王国』のテーマのひとつは愛憎なのかなって思いました。

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ふたりの女王の迫力たるや。圧倒されてしまいます。

美しいこわい
全く違う言葉なのに、なんだか根っこは繋がってるように思えて不思議。
なんでしょうね、おそれおおいというか、近寄りがたいというか。

ラヴェンナは、何に執着して、何に怒っていたんだろう。

シャーリーズ・セロンが演じるラヴェンナ。
心がねじけていて、悪意に満ち満ちてる。
と同時に、荘厳で、息をのむほど美しい。

とんでもなく悪いことする、邪悪な女王なんだけど。
動機となるものに思いを致すと、少し切なくなりますね。

ラヴェンナは美しさにとらわれていて。
そんな自分にも、見た目に惑わされる相手にも、憤りを感じてるのかもしれません。

のちのち彼女が、フレイヤにしたこと理由が明かされるんですが。
私は、がく然とするやら、かなしい気持ちになるやら。
なんだか打ちのめされたような気分になりました。

ラヴェンナを演じた、シャーリーズ・セロンの代表作のひとつが『モンスター』
意味深いなぁと、しみじみ感じてしまいます。

フレイヤの恋愛禁止令。かなしみや嘆き・絶望の深さが表出したものかな?

エミリー・ブラントが演じるフレイヤ。
姉の元を離れ、北の大地に氷の王国を築きます。

最愛の人に裏切られて、何もかも失ったかに見えた彼女。
かなしみと引き換えに、周りのものを凍らせる、強大な魔力を手に入れていました。

氷の女王となったフレイヤは、氷の王国に最強の軍隊を作ろうとします。
強引な手段で子供を集め、戦士として育てあげる。
愛は弱さの象徴だとバッサリ。
氷の王国軍の掟として、恋愛を禁じます。

フレイヤは、何と戦っていたんでしょうね。

彼女の魔力は、自分の心まで凍てつかせるほど強大で。
かなしみや憎しみで支えていないと、ぽきんと折れてしまいそう。

どんな形であれ、フレイヤが子供たちを大切に思う気持ちに嘘はなかったと信じたい。

『スノーホワイト/氷の女王』のLAプレミアが開催された頃のこと。
フレイヤを演じたエミリー・ブラントは、2人目のお子さんを身ごもっておられたそうです。
その頃、私は映画の詳細も分かってなくて。
あとあと、なんて素敵な巡り合わせだろうと、ジーンとしてしまいました。

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『スノーホワイト/氷の王国』は、2016年に作られた、アメリカ映画です。

【監督】セドリック・ニコラス=トロイアン
【出演】クリス・ヘムズワース、シャーリーズ・セロン、エミリー・ブラント、ジェシカ・チャステイン、ニック・フロスト、サム・クラフリン、ロブ・ブライドン、シェリダン・スミス、アレクサンドラ・ローチ、ソープ・ディリス、サム・ヘイゼルダイン、ソフィー・クックソン、コリン・モーガンほか。