映画【美女と野獣】魔法にかけられた王子が歌う「Evermore ひそかな夢」が泣ける

本ページはプロモーションが含まれています

ところどころ声を詰まらせてるようにも聞こえます。

あきらめかけていた夢が、もしかしたら叶うのかも?と思った矢先のことでした。
まるで天国から地獄へ突き落とされたよう。

「ひそかな夢(Evermore)」を歌う場面を観ていると、心が震えて泣きそうになるんです。

ダン・スティーヴンスが演じてます。

「昔々、フランスの美しいお城に、見目麗しい王子が住んでいました。」

ディズニー作品の実写版『美女と野獣』は、ある登場人物のナレーションから始まりますね。

王子様

私には、音楽室の肖像画から抜け出してきたように見える王子。
ずいぶん昔のことなんだなぁ、ロココな時代かしら、というのが第一印象でした。

ワガママで、優しさもなく、心が冷たい……。
映画の冒頭から並べ立てられる、王子の短所。
うのみに信じちゃいけないけれど。
あれほど意地悪な笑顔が似合うプリンス、なかなかいないんじゃないでしょうか

野獣

魔女を怒らせてしまった王子。
恐ろしい野獣の姿に変えられてしまいます。

日ごとに人間らしさが消えてるんだそう。
毛むくじゃらだけど、ぬいぐるみみたいな愛らしさはありません。

すぐにカッとなるし、いつも不機嫌だし。
忌まわしい魔法を解くのは至難の技に違いない。

ほとんど希望を失ってる野獣と、ほぼ同意見だったのですが……。

私は野獣ではない

物語が進むにつれ、いろんなものが見えてきますね。

みんなの言葉に耳を傾けるところ。
勇気をふりしぼって打ち明けるところ。

恐ろしい獣にしか見えなかったのに。
彼の豊かな表情、つぶらな瞳から満ちあふれるいいひと感

天にも昇るような心地から一転、失意のどん底に沈んでしまう。

かけてゆくベルの姿が遠く離れて、どんどん見えなくなる場面。
心が引き裂かれるような思いが、ひしひしと伝わってきました。

塔の階段を駆けあがっては目で追い、また見えなくなって、さらに上へと登っていく。

彼女は、私の手が届かないところにいる。

ベルは、もう戻ってこないかもしれない。
感情がグラングランしてるのが、痛いほどよく分かる声。

素の彼は親切で、優しくて。
愛することを学んだ野獣の歌を聞いてると、心が震えて泣きそうになりました。

『美女と野獣』は

2017年に作られた、アメリカ映画です。

【監督】ビル・コンドン
【音楽】アラン・メンケン
【出演】エマ・ワトソン、ダン・スティーヴンス、ルーク・エヴァンス、ジョシュ・ギャッド、ケヴィン・クライン、ユアン・マクレガー、イアン・マッケラン、エマ・トンプソンほか。