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いつまでも新しさを失わない、往年の名画です。
『ぼくの伯父さん』は
1958年に作られた フランスとイタリアの合作映画です。
監督は、ジャック・タチ。
出演は、ジャック・タチ、アラン・ベクール、ジャン・ピエール・ゾラ、アドリエンヌ・セルヴァンチほか。
脚本も、ジャック・タチ。
原題は『Mon Oncle』。
ぼくは、伯父さんのユロ氏が大好きです。
ぼくの家は前衛的だし斬新だし、ぼくのお父さんが経営する工場だって近代的。
だけど、ぼくは伯父さんの住むヘンテコな家の方が好きだ。
ぼくのお母さんは、伯父さんのことが心配みたいで・・・。
モダンって、なんだ?
言葉の意味としては、現代的とか近代的ですね。
この映画を初めて観たのは、小学生くらいだったと思うんですが、ぼくが住んでるアルペル家に、思いっきり衝撃を受けました。
「好きだ!住みたい!どうなってるの?」
あの座り心地の悪そうな椅子といい、いくつあるんだか分からないスイッチ(というかボタンかな?)といい・・・。
建物もモダンですが、物語自体も映画の構成も、半世紀以上も前に作られたのに、いまだに斬新で新しい作品だと思うのです。
エスプリって、なんだ?
なんとなくふわっと分かっているつもりの言葉だったので、改めて調べてみました。
精神とか、機知・機転と載っていますね。
私が『ぼくの伯父さん』から感じたのは、率直なユーモアでしょうか・・・。
機転が、一番しっくり来るのかも知れませんね。
全編そう感じるのですが、門扉や噴水のオートメーションのくだりとか、ユロ氏のアパートのくだりとか、絶妙なタイミングなのです。
心温まるコメディ映画です。
斬新でオシャレですが、ほっこり癒される喜劇映画でもあります。
ジャック・タチはパントマイムの名手なので、セリフが少なめなところも見所です。
映画の冒頭、クレープの屋台が出てきます。
シンプルなクレープが、とっても美味しそうで、「あれ食べたい」と毎回思います。