本ページはプロモーションが含まれています
絵本『ピーターラビットのおはなし』は、今から100年以上も前に、イギリスで出版されました。
絵本作家、ビアトリクス・ポターの半生を描いた作品は、いかがでしょう。
『ミス・ポター』は
2006年に作られた イギリスとアメリカの合作映画です。
監督は、クリス・ヌーナン。
出演は、レニー・ゼルウィガー、ユアン・マクレガー、エミリー・ワトソン、ルーシー・ボイントン、ビル・パターソン、バーバラ・フリン、ロイド・オーウェン、デヴィッド・バンバーほか。
1902年。
ロンドンの出版社、フレデリック・ウォーン社を訪れた、ビアトリクス・ポター。
お友達を主人公にした、おはなしを児童書として出版するため、自ら持ち込んだのでした。
彼女の念願は叶います。
編集者、ノーマン・ウォーンの熱意もあって、お友達が主人公の『ピーターラビットのおはなし』は、ようやく出版されるのですが・・・。
時代背景は、どうなってるのかな?
ビアトリクス・ポターは、上流階級の令嬢でした。
1900年代初頭といえば、まだまだ封建的な世の中。
身分の高い女性が働くなど、もってのほか。
家柄のよい男性と早く結婚するべき、という時代だったようです。
『ミス・ポター』の作中で、彼女が『ピーターラビットのおはなし』を出版したのは、32才。
史実によりますと・・・。
ビアトリクスが結婚したのは、絵本作家として成功し、湖水地方で暮らすようになった、のちのこと。47才頃だったそうです。
『ミス・ポター』が伝えたかったこと。
ビアトリクス・ポターにとって、湖水地方は特別でした。
『ミス・ポター』の作中でも、彼女に何が起こったのか、どうして湖水地方が特別なのか、描写されています。
映画を観るまで、絵本『ピーターラビット』シリーズの、誕生秘話がメインなんだろうな、と思っていました。
ひとりの女性の半生を描いた作品・・・。
どんな恋愛をして、どんな風に暮らしてたのか、巧みに表現されるのかな?
ユアン・マクレガーが共演するんだもんな。
そんな風に思っていたんですが、それだけではありませんでした。
湖水地方との結びつきが主題なのでは、ないでしょうか・・・?
ビアトリクス・ポターにとって湖水地方は、幸せな思い出だけの場所ではないことが、しっかり描かれているのです。
そのうえで、湖水地方での農場経営や、自然保護活動に尽力する姿もありました。
私が、今。
美しい湖水地方を、みることが出来るのは、ビアトリクス・ポターの、ピーターラビットのおかげなのかも知れません。
ビアトリクスが描いた、お友達。アニメーションになって動くんです。いたずらしたり、元気をくれたりするんです。