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失いかけて初めて気が付く恋を描いた作品は、いかがでしょうか。
『近距離恋愛』は
2008年に作られた、アメリカ映画です。
監督は、ポール・ウェイランド。
出演は、パトリック・デンプシー、ミシェル・モナハン、ケヴィン・マクキッド、シドニー・ポラックほか。
原題は、『MADE of HONOR』です。
トムは、結婚と離婚を繰り返す父親の影響もあって、自由気ままにシングルライフを楽しんでいます。
結婚はもちろんのこと、1人の女性と真剣なお付き合いをする気は、ありません。
大学時代からの女友達ハンナは、美術館に勤めています。
お互いの性格はずいぶん違うものの、とても気が合う間柄。
あるとき、ハンナは美術品の買い付けのため、スコットランドへ長期出張することになりますが・・・。
男女間の友情は、成立する?しない?
10年来の親友、トムとハンナは絶妙なコンビネーション。
毎週のように食事を共にしますが、メニュー選びも息ぴったり。
当然の如くシェアしあう姿が、とても微笑ましくて「こんな友達いるの?ほしい!」と、心底思いました。
遊び人のトムは、付き合う女性を取っ替え引っ替えする、言わば女の敵。
その時々のカノジョたちは、ハンナをライバル視します。
私は男女間の友情は成立する派なんですが、もしも恋人がいたとして、その親友がハンナだったとしたら、心穏やかではいられないでしょうね。
生真面目なところもありますが、正直で堅実な、魅力ある女性ハンナを、ミシェル・モナハンが演じました。
トムが何よりも、くつろげるのは、ハンナと一緒にいるときだろうと推測されるのですが・・・。
自分の気持ちに気付けない、というか無意識に気付かないようにしてるのでしょうか?
友情と愛情について、なにか答えを出すなんて、ほんとうは不可能なのかもしれませんね。
運命の人はスコットランドに・・・?
ハンナは、長期出張先のスコットランドで、コリンと出会います。
この映画は、スコットランドの魅力を余すことなく伝えてくれる作品でもあるのです。
物語の主な舞台はニューヨークですが・・・。
後半は、風光明媚なスコットランドの景色や伝統的な、ならわし&様式など、興味をかきたてられるシーンが目白押しでした。
コリンは、スコッチ・ウィスキーの名門蒸留所の御曹司。
民族衣装の着こなしまで、何もかも堂に入った素敵な男性です。
映画の序盤で、観ている私の気分は完全に「ハンナの親友か姉」になっているので、ハンナを大事にしてくれるコリンを応援していたのですが・・・。
ハンナの決断や、いかに!?