恋したくなる映画。【耳をすませば】天沢聖司くんだけじゃなかった。お手本となるキャラクターが勢揃い。

バレンタインデーまで、1週間を切りましたね。
本命チョコ友チョコ、はたまた自分チョコ。
手作りスイーツに挑戦なさる方も、おられることでしょう。

下見や準備で「猫の手も借りたいほど忙しい!」と、おっしゃるあなた。
一息入れたくなかったとき、こんな映画はいかがでしょうか。

『耳をすませば』は

1995年に公開された、日本のアニメーション映画です。
監督は、近藤喜文。
声の出演は、本名陽子、高橋一生、露口茂、立花隆、室井滋、小林桂樹、山下容莉枝ほか。
柊あおいの原作を、宮崎駿が脚本しました。
作画監督は、高坂希太郎。
主題歌は、『カントリー・ロード』です。

月島雫は、読書好きな中学三年生。
受験生ですが「夏休み中に20冊読もう」と決めていました。

ある夜のこと。杉の宮図書館で司書をしているお父さんから、ついにバーコード化される話を聞いた雫。
ちょうど読んでいた本の県立図書館貸出カードを何気なく眺めていて、見覚えのある名前に目が留まります。
「天沢聖司」
いつも雫より先に本を借りている、彼。
いったい、どんな人だろう・・・?

翌日。親友の夕子と会う約束をしていた雫は、学校へ向かうのですが・・・。

雫の、お父さん&お母さん。

世の中、平凡なご家庭なんて、ないと思いますが、普通の団地に暮らす月島家もまた、平凡ではありません。

お父さんは、図書館司書をしながら、郷土史の研究をしています。
お母さんは、勉強したいことがあって大学院に通っています。

雫はあることから、自分で決めた目標に向かって、ひたむきに挑戦し始めて・・・。
中学三年の秋、学校の(勉強は二の次なので)成績はガタ落ちしました。

非凡なのは、ここからです。

お父さんとお母さんは、頭ごなしに雫を叱ることは、しませんでした。
何を考えているのか。ちゃんと向き合い、娘を信じて任せるのです。

どうして勉強するのか分かってるからこそ、なんでしょうね。
そう簡単に出来るもんじゃない事を、サラッと(でもないのでしょうが)やってのける、お父さんとお母さん。素敵だと思います。

雫のお姉ちゃん、汐。

この映画で、いちばん好きな女性です。

「ウチの親は何も構わないからって安心してると、ひどいことになるからね」

私にないものを全て兼ね備えているお姉ちゃんでも「ひどいことにな」ったのか。
「安心して」て「ひどいことにな」った結果、今の完璧なお姉ちゃんになったのか・・・、気になります。

地球屋のご主人。

聖司くんの、おじいちゃんです。
こどもの話をしっかり聞いて、やる気を削ぐことなくアドバイスしてくれます。

追憶するシーンはもちろん、たいへん豊かな感性を持っていることが、登場するたびに感じられて・・・。
聖司くんにとって自慢できる、おじいちゃんなんだろうなと、しみじみ思いました。素敵です。

野球少年、杉村くん。

彼は、実に好漢な男の子です。

夕子が「ショック受けて」「かわいそう」なら、杉村くんだって同じはず。
雫には「そんなこと言われたくない」に決まってます。

頑張る男の子は、とにかくカッコいい。
この先。彼は、もっともっと素敵な人になるでしょう。

天沢聖司くんに、弱点はないのか?

中学三年生にして人生設計を立て、夢を夢で終わらせないために、家族や学校を説得する努力を惜しみません。

これだけでもすごいのに、好きな女の子を前にしてバイオリンを弾きこなし、サラッと「自分の夢(や将来・進路)」を語ります。
かなり本気です。

好きな子が悩んでたら、察して背中を押しますし。
その子が読みそうな本を、一足先にたくさん読んでるので気持ちを理解してくれてる感が半端ない、眉目秀麗な男の子。
覚悟して修行に行くんだから、きっとイタリア語もペラペラに違いない。
なんたるハイスペック男子。

雫にお願いされて、バイオリンを弾く聖司くん。
夏休みにコンクリートロードの訳詞を読んで、『カントリー・ロード』をマスターしたんだと思っています。

そして、月島雫。

まっすぐで、キラキラしてて、一生懸命な女の子。
原石という表現が、ぴったりです。

中間テストで、成績を「100番も落っことし」たのに、国語は82点でした。すごい。


はろこ

ものすごく花恥ずかしい、甘酸っぱい作品です。
雫の書いた「耳をすませば バロンのくれた物語」を、私も読んでみたいなあ。