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涼しい顔して自転車をこぐ、そのスピードにも驚きましたが。
映画の序盤から、いろんな表情を浮かべる多紀ちゃん。
どれも魅力的で、ずっと見ていたい気持ちになるんです。
『県庁おもてなし課』は
2013年に公開されました。
【監督】三宅喜重
【出演】錦戸亮、堀北真希、高良健吾、関めぐみ、船越英一郎ほか。
原作は、有川浩の小説「県庁おもてなし課」です。
調べ物を頼まれたときの引き受け方
「パンダ誘致論」について調べてほしいと言われた多紀ちゃん。
受け答えもパーフェクトで、目を見張るほど素晴らしい。
彼女も初耳だったみたいで、思わず聞き返してましたね。
知らないことでも「面白そう」ってニッコリ笑うの、素敵だなぁ。
そのあと続いて、テキパキと
*今やってる仕事に要する時間
*いつごろ、調べ物に取り掛かるか
*途中経過の報告について
などなど、分かりやすい言葉で伝えるんですよね。
自分の頭で考えながら、腕時計みて確認しながら。
多紀ちゃんの表情がクルクル変わるのも、実に微笑ましい。
そんな彼女に、目をぱちくりさせる掛水さん。
この地下倉庫のシーン、好きだなぁ。
押し問答も、スマートに仲裁。
民宿・きよとおにて。
なんとかアポイントが取れて、ようやく本題に入れると思ったのに。
まさかの水掛け論が発生。
「受け取る・受け取らん」の平行線。
用件を聞いてもらうどころじゃありません。
このときの多紀ちゃん、とりなしも上手だったなぁ。
初めのうちは成り行きを、そぉ~っと見守ってたけれど。
ここぞという時にとりはからえるの、すごい。
県庁で働いてるけど、公務員じゃない多紀ちゃん。
彼女なりに、みんなの立場を考えて、その場を丸く収めようとしたんだろうな。
コトの張本人である清遠佐和さんに、あることをお願いしましたね。
あれは佐和さんにとって、県庁とのわだかまりを解消する、きっかけの1つになったんじゃないかなって思います。
掛水さんには「手厳しい」って言われちゃいましたけど……。
佐和さんが絡んだ時の、多紀ちゃんの反応がホントかわいいんですよね。
あらためて、熱く語りたいと思います。
絶対、長くなるに違いない。
時たま打ち明けてくれる本心
有能で、しっかりしてて、明るくて。
そんな多紀ちゃんも、途方に暮れたり、ひがんじゃったり、弱音だって吐いちゃいます。
「差し出がましいことはしません」って、ちょっぴり不本意そうに言うところも。
「しっかりなんてしてません」って、うつむきがちに言うところも。
必要だって言われたあとの、かみしめるような表情も。
これ全部、映画の序盤なんですけど、どれもとっても魅力的。
このあとも。
高知の観光名所を巡ったり、慣れない仕事に頑張ったり。恋する乙女な多紀ちゃんも!?
いろんな表情を見せてくれる彼女は、万華鏡のような人だと思うのです。