映画【電話で抱きしめて】家族の絆もつながりますか?

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公衆電話。あまり見かけなくなりました。ずいぶん長いこと使ってないなあ・・・。

映画のなかの「電話が登場する場面」も、時代の流れに沿って変化し続けていますね。
そのものずばり、タイトルに使われている映画をご紹介しましょう。

『電話で抱きしめて』は

2000年に作られた アメリカ映画です。
監督は、ダイアン・キートン。
出演は、メグ・ライアン、ウォルター・マッソー、ダイアン・キートン、リサ・クドローほか。
原作を担当したデリア・エフロンが、ノーラ・エフロンと共に脚本しました。
原題は、『Hanging Up』。

ジョージア・イヴ・マディは、性格が全く異なる三姉妹。
それぞれが独立し 離れて暮らしています。

多忙なのに、というか多忙で会うヒマもないからか。彼女たちは引っ切りなしに、電話で連絡を取り合うのでした。

三姉妹の父、ルウが入院してからも・・・。

次女 イヴは、イベント企画会社で働いています。

テレビのプロデューサーをしている夫と息子の、3人家族。仕事も家庭も充実していますが、さすがにオーバーワークです。

「電話もいいけど、休息した方が・・・ 」 と思うんですが、なかなか そうも行きません。

バランス感覚に秀でたイヴを、メグ・ライアンが演じました。

長女 ジョージアは、雑誌の編集長。

とにかく忙しいジョージア。明らかにワーカホリックです。

絶えず「生き馬の目を抜く」ことを要求される職種なので、うっかりグチも こぼせない。電話に手が伸びる気持ちも分かります。

仕事人間のジョージアを、ダイアン・キートンが演じました。

三女 マディは、売れっ子(とまでは言えない)女優。

お昼のドラマに出演していますが、女優として成功するのは、たやすいことでは ありません。

自由奔放。だけど、先行きの不安や末っ子なりの不満を、姉との通話で解消する気持ちは、分からなくもないのです。

ある意味 世渡り上手なマディを、リサ・クドローが演じました。

お茶を にごしたりしない、ダイアン・キートン監督。

「長女のジョージア」として出演し、『電話で抱きしめて』を監督した、ダイアン・キートン。

三姉妹の、感情の起伏もそうですが、なんというか「本質」のようなものを、これでもかと えぐってくる描写に、容赦はありません。

コメディというよりも、風刺のきいた人間ドラマだと思います。