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張りつめた心の糸がプッツリ切れそうな時、絶妙なちゃらんぽらんは、なによりも特効薬だと思います。
あなたも癒されてみませんか?
『グッモーエビアン!』は
2012年に公開された、日本映画です。
監督は、山本透。
出演は、麻生久美子、大泉洋、三吉彩花、のん(能年玲奈)、竹村哲(SNAIL RAMP)、MAH(SHAKALABBITS)、塚地武雅、小池栄子、土屋アンナほか。
音楽は、葉山たけし。
吉川トリコの小説『グッモーエビアン!』を、山本透監督と鈴木謙一が共同執筆で、脚本しました。
パンクパンドのギタリストだったアキは、シングルマザー。
今は、娘のハツキと二人暮らしです。
しっかり者に育ったハツキとアキは、友達同士のように、仲良く楽しく過ごしていますが、気掛かりな事もいくつかありました。
そのひとつはヤグのこと。
家族のように暮らしていたものの「世界ツアーに出る!」といって、ヤグが家を出たのは1年以上も前になります。
ほぼ音信不通状態のなか、届いた葉書には「グッモーエビアン!」という、意味の分からない言葉が記されていて・・・。
アキを麻生久美子が、
ハツキを三吉彩花が、
ヤグを大泉洋が、それぞれ演じています。
はた迷惑なヤグに救われる、ような気もします。
なんでしょうね。心温まるはた迷惑。
ヤグが自由にしてて、アキが見守っている。
「困った人たちだなぁ」と思いながらも、観ている私の余分な力が抜けるような、そんな気分になるのです。
ハチャメチャな登場人物は、ヤグだけではありません。
アキだって、いい案配でやりたい放題のような気がします。
ハツキが通う学校の小川先生も、「それを言ったらダメだろう」なところもあって・・・。
「困った人たちだなぁ」と思う場面もあります。けれども、それまでガチガチに固まっていた肩や心が、ほぐれていくような気持ちにもなってくる・・・。
不思議な映画でもありました。
大泉洋さんの演技は、いいかげん=良い加減という言い回しを、思い出させてくれるのです。
麻生久美子さんの、頼れるアネゴな感じも、巧みでした。
弱音吐いたって、いいんだよ。
みんな、なんやかんや抱えてるんだね。
と聞こえてくるような映画でもありました。
「グッモーエビアン」が、どういう意味なのか。
劇中で判明するんですが、いろんな感情がわいてくる、いいシーンです。