これほど快適な部屋を、手放さなければならないなんて・・・。
「おじさんの家が、一番いい」
家主のアレックスが、内覧会で親しくなった女の子から言われたセリフ、印象に残りました。
『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』は
2014年に作られた、アメリカ映画です。
監督は、リチャード・ロンクレイン。
出演は、モーガン・フリーマン、ダイアン・キートン、シンシア・ニクソン、クレア・ヴァン・ダー・ブーム、コーリー・ジャクソン、キャリー・プレストン、スターリング・ジェリンズ、マイケル・クリストファーほか。
ジル・シメントの小説『眺めのいい部屋売ります』を原作に、チャーリー・ピータースが脚本を手掛けました。
アレックスとルースの家は、ブルックリンの街を一望できる、5階建ての最上階です。
住み慣れた居心地のよい部屋ですが、建物にはエレベーターがありません。
姪からも強く勧められ、しぶしぶ売りに出すことを承諾するのですが・・・。
情緒のある建物です。人情もあります。
内覧会の前日。
散歩から戻る途中も、階段を上りづらそうにしていた、愛犬のドロシー。
彼女に異変が起こり、慌てて階下に降りる、アレックスとルース。
エレベーターがないのは、確かにツラい。
タクシーで、動物病院に向かうことにしました。
建物の玄関を出てほどなくの所に、顔見知りのご主人が営むお店がありまして。
慌ててる夫婦の姿をみて、あうんの呼吸で、タクシーをつかまえてくれました。
これは、ありがたい。
励ましてくれる言葉にも、ジーンとします。
見晴らしの良いアパートメント。
暮らしはじめてから40年。
友人からは「ド田舎に引っ越すのか」と驚かれましたが、今ではオシャレに変わりました。
彼らにとっては、町並みも環境も、非の打ち所がないのです。
エレベーターが無いことを除けば・・・。
私からみても、お手本にしたいくらい、素敵な部屋でした。
キッチン、どうなってるのかな?
もっと、しっかり見たいな。
内覧会といって、家を買いたい人たちが、お宅拝見に訪れるシーンがあります。
観ている私も(買えないけれど)、参加したくなりました。
屋上には、家庭菜園もあるのです。
トマトを育てていました。美味しそう。
階下まで降りて買い物に行くよりも、近いですしね。
いいなぁ。グッときます。