映画【千と千尋の神隠し】包容力に満ちているハク!つつみこむような優しさが泣けてくるほど魅力的です

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千尋が恐ろしさに震えたとき、どうしようもなく不安なとき、そおっと千尋の肩を抱くハク。
いざという時、自分の体を危険にさらしても、千尋をかばうハク。

この世界で生き延びるために、これからどうするか
彼は彼女に教えてくれました。

ハクがこの世界に来たとき、誰か教えてくれた人は、いたのでしょうか。

それを思うと、心がギューッと締めつけられるようでした。

失敗した後のフォローが完璧です。

千尋の身の安全を確保するためには、いくつかやらねばならぬことがありました。

息を止めたまま橋を渡りきることも、そのひとつ。

これ、思ったよりもハードル高いですよね。

しかも千尋にとっては、ショッキングな出来事が立て続けに起こってました。
おまけに、目の前に青蛙
カエル恐怖症の私だったら、息するどころか、きっと大声あげてます。

ふたりで庭の植え込みに隠れてるとき。
千尋は、しょんぼりと肩を落としてしまいましたね。

そのときのハクがカッコいいんです。
「いや、千尋はよく頑張った」
そして、これからどうするかを話してくれました。

く~っ。
これは嬉しい。救われる。

食べ物をくれる人に悪い人はいない、と思っています。

ハクが千尋と出会ったのは、じきに夜になる頃でした。
彼は彼女の身を案じて、早く戻るよう忠告しましたね。

湯屋で働くハクにとって、あの時間帯ってすごく忙しいんじゃないのかな?

しかも、のちのち明かされることですが、あの世界の人々から、人間は煙たがられています。

湯婆婆の許可を得る前にハクが千尋のお世話をするのは、とてもリスキーなんじゃないでしょうか。

ひとりぼっちの千尋を探して、駆けつけるハク。
彼女が消えてしまわないように、優しく諭して支えてくれる。
もうダメだ。
思い返しただけで泣きそうです。

この赤い丸薬シーンは、もちろんのこと。
しばらくは、おにぎり見ても、目がうるうるすると思います。

『千と千尋の神隠し』は

2001年に公開された、日本のアニメーション映画です。

【原作・脚本・監督】宮崎駿
【声の出演】柊瑠美、入野自由、夏木マリ、菅原文太、神木隆之介、玉井夕海、大泉洋ほか。

ハクが千尋に出会ったとき、彼女のことを覚えてる自分自身にビックリしてるように見えたのが、とても印象的でした。
自分の名前を奪われて、覚えていないハク。
千尋に再会して、名前を思い出し、帰り道が分かったのでは?
元の世界に戻った千尋が、ハクのことを覚えてるなら、なんとかなるんじゃないかしら。
きっと八つ裂きになっていないはず。