【BeRLiN】生きづらさを感じたとき、なにかヒントになるのでは?と思える作品です。

登場人物それぞれが直面するカベ
そして、生き辛さを感じている人たちを応援する声。
それらを描いた作品だと思います。

『BeRLiN』は

1995年に公開された、日本映画です。
監督は、利重剛。
出演は、中谷美紀、永瀬正敏、ダンカン、あめくみちこ、山田辰夫、萩原聖人、石堂夏央、松岡俊介、川越美和ほか。

脚本も、利重剛。
撮影は、篠田昇。
助監督は、青山真治。
音楽は、めいなCo.です。

ある日突然姿を消した、キョーコ。
彼女の行方を捜す人々。
彼らはキョーコに魅せられたのか、自分自身の心の声に動かされたのか・・・。

心がヒリヒリする群像劇。

登場人物それぞれが閉塞感というか息苦しさを感じていて、壁にぶち当たる群像劇だと思うのです。

どの人に感情移入しても心がヒリヒリするけど、ダンカン演じるオガタさんがぶつかる場面痛そうで忘れられません

永瀬正敏が演じるのは、テツオくん。
彼が、口をパクパクして整えようとするんだけど、周囲がグルグル回って崩れるように座り込む場面も印象的な『BeRLiN』。

余談ですが・・・。
後に永瀬さんも出演なさった『贅沢な骨』。
(2001年に公開された、行定勲監督作品。)
麻生久美子が演じたミヤコを、連想してしまいました。

もちろん、ミヤコが抱えている事情も、彼女を取り巻く環境も、テツオくんとは全く関連ありません。

2つの映画は、それぞれ独自の物語です。

だからという訳ではありませんが・・・。
いつの時代だろうとも、私たちが直面する息苦しさというか閉塞感は、普遍的な問題なのかも知れないと、つい考えてしまいました。


はろこ

2018年6月は、撮影監督篠田昇さんの十五回忌にあたるそうです。
功績を振り返る「撮影監督篠田昇特集」の事を教わりました。ありがとうございます。
利重剛と篠田昇と青山真治と行定勲。
(『贅沢な骨』は撮影なさっていませんが、私には)ケビン・ベーコン・ゲームならぬ「永瀬正敏との六次の隔たり」のようにも感じられてしまうのでした。