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往年の名画を観て、「もしかして、この作品が元ネタだったのかな?」って思うこと、ありませんか?
一粒で二度おいしい、いろんなものを思い起こしてしまう作品は、いかがでしょう。
『グレートレース』は
1965年に作られた、アメリカ映画です。
監督は、ブレイク・エドワーズ。
出演は、トニー・カーティス、ナタリー・ウッド、ジャック・レモン、ピーター・フォーク、キーナン・ウィン、ドロシー・プロヴァイン、アーサー・オコンネル、ロス・マーティンほか。
脚本は、アーサー・ロス。
音楽は、ヘンリー・マンシーニです。
20世紀の初め。
さまざまな大記録に挑戦&成功する、グレート・レスリー。
華々しく活躍する彼を、一方的にライバル視する、フェイト教授と助手のマックス。
彼らは暗躍するけれど、いつも大失敗でした。
レスリーが次に挑むのは、大がかりな自動車レースですが・・・。
名優が魅せてくれる、色の対比。
白馬に乗った王子様。という、今では遣われることも少なくなった、この表現・・・。
トニー・カーティス演じる、グレート・レスリーは、全身白ずくめの服装です。
白という漢字には、潔白のように、行いが正しいことという意味も、ありますね。
その反対の漢字は、黒。
陰に陽に邪魔をする、全身黒ずくめの2人組。
フェイト教授と、その助手マックスです。
毎回、さんざん惨敗する姿は、時にはコミカルにも見えますが・・・。
かなり、体を張ってます。
アメリカの喜劇王、バスター・キートンを彷彿とさせる、まさに危険と紙一重です。
フェイト教授とマックスが、全身黒ずくめの服装なのは、レスリーとの対比なのでしょうか?
彼らを観ていたら、ふとモリアーティ教授を思い出しました。
モリアーティ教授とは、推理小説『シャーロック・ホームズ』シリーズの登場人物です。
私が連想してしまったのは、テレビアニメ版『名探偵ホームズ』でした。
ホームズをライバル視する、モリアーティ教授と、その部下。
画期的な作戦を立てては、散々な目にあう、3人組です。
困ったわるものですが、なんだか憎めない彼ら。
もしかしたら、『グレートレース』のフェイト教授とマックスに、インスパイアされたのかも知れないなぁ・・・。
なんて、愚にも付かない想像まで、してしまいました。
『名探偵ホームズ』を、懐かしく思い出していたら・・・。
ホームズの声を演じられた、広川太一郎さんを連想して。
広川太一郎さんと言えば、トニー・カーティスの吹替を、たくさん担当なさってたなぁ。
と、トニー・カーティス演じるレスリーが、ちょうど活躍する場面でした。
白ずくめだった衣装が、更にグレートアップ。
もはや純白の貴公子とでも呼びたくなるような姿の、グレート・レスリー。
颯爽と現れる様子も、タイミングも絶妙すぎて、笑い声を抑えられません。
すっかり魅了されてしまう、大好きな作品です。
このあと。いよいよ自動車レースが始まります。
一説によると、『チキチキマシン猛レース』にも、影響を与えたのでは?とのことですね。