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『アゲイン 28年目の甲子園』とは?
秋の甲子園を目指す大人たちのがむしゃらな姿を描いた、ヒューマンドラマです。
主人公の坂町晴彦は46才。
高校球児だった彼は、大学卒業後、なりたかった職業に就いたのですが。
やむにやまれぬ事情もあって、今は別の部署に配属されています。
ある日、ひとりの女性が訪ねてきたことから、彼自身もかつての仲間や思いに向き合うことになるのですが・・・。
秋の甲子園。
今年の夏に、この映画を観て初めてマスターズ甲子園を知りました。
全国の高校野球OB・OGのみなさんが、世代や性別、甲子園に出場したかしてないか、プロ・アマチュアなどさまざまな壁を取っ払った、出身校別の同窓会チームを結成して。
チームのみんなが、かつて夢みた甲子園に再び挑戦する。
それがマスターズ甲子園。
毎年、本大会は11月ごろ開催されることから、秋の甲子園とも呼ばれています。
地方予選は、それぞれの都道府県で、夏の終わりからだったり春先からだったりさまざまですが、チーム一丸となって甲子園を目指すんですね。
高校野球関係者でもないのに、泣きそうになってしまう。
私が高校生のとき、母校が甲子園に出場しました。
野球部のみなさんや身近で支える方々のおかげで、素敵な思い出を共有させてもらって、感謝の気持ちでいっぱいです。
甲子園キャッチボール。
マスターズ甲子園の特別イベントと言えば、甲子園キャッチボール。
本大会の試合終了後、甲子園球場グラウンドで、それぞれ二人一組になってキャッチボールできるんです。
1クールは約7分間。
一日目・二日目ともに3クールずつ、計6クール行われます。
オリジナルプログラム。
元・高校硬式野球部関係者とそのパートナーを対象としたキャッチボール。
球友編=ふたりとも球児だったペア。
親子編=親子のどちらかが球児だったペア。
夫婦編=夫婦のどちらかが球児だったペア。
ボランティア編=どちらかが、大会ボランティア経験者のペア。
今大会の特別プログラム。
今年は、夏の甲子園が第100回を迎えた記念に、高校硬式野球部の所属歴は問わないペアによるキャッチボールも企画されてるんですね。
サポーター編=高校野球の関係者やファン、いわゆる高校野球サポーターのペア。
キッズ編=高校野球に興味のある小学生以下の子供さんと、その家族(18才以上)のペア。
『アゲイン 28年目の甲子園』の名場面。
私がグッときた名場面のひとつは、やっぱり甲子園キャッチボール。
中井貴一さん演じる坂町晴彦の、キャッチボールの相手がなかなか来ないんです。
時間に限りがありますし、周りはみんな楽しそうに、おしゃべりしながらキャッチボールしてるんです。
このシーンは映画の終盤。それまで、いろんな出来事がありました。
観ている私は、ハラハラしながらわずかな希望も抱いてしまって。じっと見守ってしまいます。
中井貴一さんの表情ひとつひとつが、ほんと心に残るんです。忘れられない名シーン。
坂町さんはもちろん、その場面に登場する人それぞれのエピソードも、いいんです。
たとえば、柳葉敏郎さんが演じた高橋直之。
ナオは、坂町さんと同い年。チームのエースピッチャーでした。
人一倍、甲子園に対する思い入れが強くて、過去にがんじがらめになってて、なりたいものになれなかったと悔やんでるんです。
そんなナオが、甲子園キャッチボールで見せる表情に、私は心から嬉しくなってしまいました。
浜省の歌は、心にしみるなあ。
夢のつづき
映画の主題歌は、浜田省吾さんの『夢のつづき』。
エンディングで流れたときに、なんだかぶわ~っと込み上げてしまって。
アコースティックギターと、穏やかに語りかけるような歌声。
映画のイメージとリンクしているような歌詞。
ほんとにジーンとするんです。
この曲が収録されてるアルバムのひとつが『Dream Catcher』。
Dream Catcher
こちらのアルバムは、全6曲。
野球に関連するものばかりなんです。
マスターズ甲子園の大会テーマソング提供者でもある、浜田省吾さん。
彼もまた、かつて高校球児だったんですね。
大会テーマソングの『光と影の季節』。
甲子園キャッチボール親子編のプログラムテーマソング『I am a Father』。
どちらも軽快さとノスタルジーとが組み合わされた、聴いていてウキウキするような、懐かしくて泣いてしまいそうになるような、素敵な曲でした。
このアルバムには、『君が人生の時・・・』という曲も収められてまして。
その曲は、浜田省吾さんご自身が『アゲイン 28年目の甲子園』のイメージに寄り添う楽曲だと思われているそうなんです。
映画を観たあと、ゆっくりじっくり聴いてみたくなりました。
『アゲイン 28年目の甲子園』は
2015年に公開された、日本映画です。
監督・脚本は、大森寿美男。
出演は、中井貴一、波瑠、柳葉敏郎、和久井映見、村木仁、浜田学、西岡徳馬、門脇麦、太賀、堀内敬子、安田顕、工藤阿須加、高橋慶彦ほか。
原作は、重松清の小説『アゲイン』。
音楽は、梁邦彦。
主題歌は、浜田省吾の『夢のつづき』です。
柳葉さん演じるナオの奥様、高橋夏子を演じたのは堀内敬子さん。夏子は、サッパリしてて気立てがよくて優しくて。あんなふうに私もなりたいな。
和久井映見さんが演じた裕子も、勇気があって美しくて、気丈な女性で憧れます。